ゲームによって狂わされた高校時代

今週のお題「ゲーム」

 

この話は、決してゲームが悪いということを言いたいのではない。

 

 

高校入学時、中学時代の受験勉強の延長で真面目に勉強を続けていた。小中学校では自由に生きてきたので、高校では変わろうと思っていた。そのため、高校1年時はかなり良い成績を叩き出していた。課外活動として行っていたバレエもなんとなくではなく、意識を持ちながら行い、今思うと人生で一番頑張っていたのかもしれない(現段階)

そんな時、小学校時代からの友人からスマホゲームを一緒にやらないかと誘われる。小さい頃からゲームは大好きだったので、快く誘いに乗った。小学生時代、ポケットモンスタールビーや、マリオ&ルイージRPGシリーズ、パワポケシリーズはお気に入りで、母から隠れながらずっとやっていたのを覚えている。(世代がバレてしまう汗)

誘われたゲームは「イルーナ戦記」というMMORPGのゲームであった。MMORPGとは大規模多人数同時参加型オンラインRPGである。要は人がいっぱいいるオンラインRPGだ(語彙力)

PCのようなスペックが必要なゲームをスマホでできるのはやはりすごい。

 

LINEで集合場所を決めて、出会ったあとはゲーム内のチャットで作戦、雑談などをした。基本的にストーリーに沿って進めていき、道中でレベル上げをしたり、アイテム、武具を集めていくものだが、友人らのサポートにより、推奨レベルを大きく下回っているボスも難なく倒して行った。この時、私は「ステージの端で座って待機」が一番貢献できる方法であった。

逆に無理に近づいて攻撃されるといちいち私のために回復魔法を使わなければいけなく、時間とSPを無駄にしてしまうからだ。座っているだけでできる簡単なお仕事は最初は快感だが、慣れていくと自分の存在意義について考えてしまう。

 

MMO RPGの利点はソシャゲなどのような「スタミナ」がなく、時間が有る限りずっーーーとできることだ。主に深夜帯に人が多く集まり活気がある。友人も主に夜にログイン(プレイ)するため、夜はゲームの時間として私の中で定着していった。協力してもらってある程度は強くなっていたが、まだまだみんなに追いついていないので、強敵に挑む際はパーティ(編成)から外されることはあった。 そんな悔しさ、このゲームの面白さにハマったなどの影響で、学生生活の何よりも優先するようになっていた。

高校では中学と違って学校にスマホを持って行っても問題がない。そのため、授業時以外の時間、ゲームの情報を調べたり、今はあるかわからないが掲示板などを覗いていた。長い休みの時はログインもしていた。高校時代の青春なんかより優先してしまったことにより、友達はごく少数(学校で話すだけで、学外では合わない程度)。みんながリアルで忙しくなったためかやめていったので同じようにやめた。正直飽きてはいた。MMORPGをやらなくなって時間が生まれた。勉強とバレエしかやることはなかったが、改めて友達がいないことに気づき、絶望した。そんな時、面白そうなMMORPGを見つける。「アヴァベルオンライン」というゲームだ。中学時代の友達に誘ってみると好反応で、一緒にプレイするようになった。

お互い大学受験を意識するようになるまで熱心にプレイをした。当初は同じギルドに入っていたが、成長のためという訳のわからない理由で意識の高いギルドに入った記憶がある。結局1ヶ月でそのギルドをやめたが。。 1年ほど、アヴァベルに没頭した。

大学受験に向けて勉強を始めたため、プレイをしなくなった頃、この2年ちょっとの間自分はこの高校で何を学んだのだろうかと自問自答することが多くなった。勉強もバレエも中途半端。勉強にしてもバレエにしても若くて身体も脳も活発な貴重な時期に怠っていたという事実は変えられないと嘆いた。大学に入って、さすがに勉強、バレエは頑張ったが、バイトやら人付き合いやらでどれも力を注ぐことはできず、あの高校時代にもっと頑張っていればと思うことは何度もある。ゲームが悪いとは決して思っていない。勉強や部活などを一生懸命頑張ることはとても素晴らしいが、それが絶対的に正解とも思わない。最近ではプロゲーマーが話題になることが多く、ゲームに対する考えも変わってきている。ゲームにせよ勉強にせよ一生懸命やればなんらかの意味はあるだろう。単に自分は頑張らなかったことをゲームのせいにしている意志の弱い人間であるだけだ。思い返して、「ゲームばっかりやっていたからだよなぁ」と思うということはゲームをやらなかったとしても勉強などは励まなかったと思う。この件で強く感じたことはそう、

「自分を変えよう!」なんて無理なんだなと

 

後悔はすんなと