吃音症とどう向き合ったか

 こんにちは、天然バレエ男子です。

今回は私が吃音症とどのように向き合ってきたか書いていきます。

最初に言っておきたいのは、こうすれば克服できる!自分はこうやって治した!っていうものではありません。正直、私はそういう記事は好きではありません。自分はこうしたよ〜くらいのものなので、参考にするというか、こんな人もいるのか〜くらいの気持ちで読んでいただければと思います。

昨日、スポージムでアルバイトした話を書きました。よければ見ていってください。

supisupinet.hatenablog.com

 

まず、吃音の症状としてあげられる連発、伸発、難発ですが、

  • 連発  「おおおはよう」
  • 伸発  「おーーはーようー」
  • 難発  「っっお、おはよう」

こんな感じです。ちなみに私は主に連発と難発でした。

 

家にいるとき、1人でいるときはほとんどこのような症状が出ません。

人に対しするとき、全く緊張しなくても言葉が出ない時があります。そのため仲の良い友達と話すときも言いたいことが言えなく、もどかしい時があります。難発に関しては、2回目だとスムーズに言えます。例えば、「バレエをやっています。」と言いたい時、「バ」が出てこなくて、無理やりに「ッバ#%$っています」と言ってから「バ、バレエをやっています。」と一度目は高確率で聞き取ってもらえず、2回目、言い直しはスムーズに(当社比)言えます。

 

どう向き合ったか

正直、まだ乗り越えたとは自信を持って言えませんが、色々と工夫はしてきました。

一応言っておくと、これらが必ずしも正しいとは言えません。あくまで私が吃音という科学的に見ても情報が少ない症状に対してどうすれば良いかを考えてやってみた、やってきたものですので、もし間違っていれば指摘して欲しいです。

 

  • 友達と会話する時、しっかり話を聞く。相槌も打つ

人によって仲の良さは違うかと思いますが、どんな人に対してもしっかり話を聞く姿勢でいました。こちらが話すときは時間がかかってしまう恐れがあるため、基本的には相手が話したことに対して相槌や少し質問、自分の意見を述べる程度に済ませていました。

私の場合なのですが、こちらが新しい話を振るときは「どうせ話せない、吃る」と頭の中でひたすら考えてしまうのですが、相手が振ってきた話について話すときはあまり吃らないのです。おそらく、話を聞いたその瞬間にアクションが求められるため、そういうパッと話さなければならないときは、頭の中で「どうせ吃る」と考える余裕がないからだと思います。吃る時って、これを言わなきゃって必死に考えてしまうのもあると感じます。

  • ニュアンスで伝わる

例えば、「そうです」と言いたくて「そ」が出てこない時ってありませんか?そういう時に「っっそそそうです」なんて言いたくないですよね。そういう時、私は「そ」ではなく「ほーですね」って言っちゃいます。ほとんど、というか今までやってきて全ての人に通じました。さすがに「わかりました」を「あありました」は厳しいかと思いますが。

また、同じようなもので「ありがとうございます」という時に「りがとうございます」と、最初の一文字を飛ばすやり方です。これはもうすでに多くの方がブログやらネットやらで述べられています。以外とニュアンスで伝わることが多いということ、そんなにはっきりと話さなくても大丈夫なことは知りました。無理にしっかり話そうと意識しすぎて結果的に吃りが出てしまうことは多々あると思います。

  • どうせもう会わない

吃ると恥ずかしくなりますよね。しかも、その相手とまた会う時にどのようにすればいいかわからなくなります。ただ、もう話すことも会うこともない人がほとんどでしょう。そんな何年もの間、あの人は吃ってたな〜っていう人なんていません。どうしても人のことをバカにしたい奴らもいるかもしれませんが、そんなの一部ですし、無視安定です。昨日吃ったことを何日も考える時間を自分が好きなことに費やしましょう。考えるほど辛くなるのはもうすでにわかっていると思います。

  • カミングアウトする

これは一番良いような気はします。学校や仕事でどうしても話さなければいけないことはたくさんあります。上記のような心構えをしているのももちろんいいですが、特に仕事ではそんなこと関係なく話さないといけません。周りの人に伝えないでいると、行きたくないとずっと思ってしまいます。伝えることによって吃っても不思議に思われないので、安心して話せます。仕事にもよりますが、とりあえず伝わればいいので、時間がかかっても伝えるために理解してもらっておいたほうがいいかと思います。自然と吃音のことが頭からなくなり、意識しすぎることもなくなるので、吃ることも減っていくことが多いと思います。個人差はありますが。

 

まとめ

拙い文で長々とすいません。私自身もこれからもっと多くのことを感じていくと思うので、そのときはまた書いていこうと思います。

 今大事にしていることとして、「伝われば大丈夫」です。昔誰か忘れましたが言ってくださって方がいました。いくら吃っても時間がかかってもいいのなら言いたいことは言えると思うんです。なので、しっかりと伝えることを意識して今後も過ごして行きます。